コスタリカと私

コスタリカって?と思う全ての人へ。

コスタリカに住む中国人

こんにちは。

今日は中国人についての話をしたいと思います。


中国は移民国家と言われるほど移民をする方がたくさんいらっしゃる国だそうです。

世界中にはチャイナタウンなどと呼ばれる中国人の居住区があり、そこで成立している社会を華僑社会などと言ったりすることもあるようです。


実はコスタリカにおいても人口の1%は中国系の人々だそうです。また首都サンホセには中国人居住区があったり、私の住んでいる街にも中国人が経営するスーパーやレストランが複数あります。

つまりコスタリカにおいても中国人の社会は存在しているということです。


ただコスタリカ人の中国や中国人に対するイメージは決して良いものとは言えません。

「中国人は犬を食べるから野蛮だ」とか、「中国人は目が細くて皆同じに見えるし、醜い」などというのはよく言われていることです。

また一部の中国系の方はスペイン語をうまく話すことができず、それが現地のコスタリカの人々の笑いのネタになっていたりします。

学校にも中国系の生徒がいますが、どうも学校ではうまく行っていないようで、実際本人からそのようなことを告げられたことがあります。

つまり中国人がコスタリカで生活するというのは、決して簡単なことではないのです。

ある時は差別に遭い、心無いことを言われることもたくさんあるようです。


ここで特筆すべきなのは、私達日本人も中国人として人々に認識されている限りは同じ扱いを受けるということです。

コスタリカでは「アジア人は皆中国人のような顔をしているから、見分けがつかない」とよく言われます。

中国人はスペイン語で「Chino」というのですが、この単語はコスタリカの人々によるとアジア人全般を指すそうです。

というよりアジア人のような顔をしている人々はひとくくりにchino と呼ばれます。

ですのでもし読者のみなさんが日本人でアジア系の顔をしているとすると、間違いなく最初は中国人だと認識されます。

そして人々が中国人に対して行うような行動をうけます。そしてchino と呼ばれます。

またコスタリカではアジアの認知度が低いので、文化や習慣に至るまですべて中国と一緒にされます。

そして「中国語をしゃべるんだろ?」とよく聞かれます。つまり私達日本人が日本語を話すというのはあまり認知されておらず、同じ言語で意思の疎通ができると彼らは認知しているのです。


前に書いたように中国人だと思われている以上は差別に遭うかもしれませんし、心無いことを言われるかもしれません。実際私は今まで九ヶ月ほど過ごしてきてそのようなことは何度も何度も、本当に何度もありました。


ですので私達は日本人であること、中国とは異なる文化や習慣、言語を持っているということを伝えるべきなのです。

するとコスタリカの人々の反応はほぼ180度変わります。

以前書いたように日本は大国だというイメージがあるので、彼らは途端にたくさんの質問をするでしょうし、尊敬してくると思われます。私はいつもそうでした。

ですのでコスタリカに来る際は誇りを持って日本から来たんだということを名乗るべきだと思います。

是非参考にしていただけたらと思います。


今日は以上です。
ありがとうございました。