家族体系
こんにちは。
今日はコスタリカの家族体系、家族の構成について少し紹介したいと思います。
日本では様々な家族が存在します。親と子供だけで暮らす家族があれば、祖父母が同居するケースもあります。
また日本では大学に行くために一人暮らしをするという人もいますし、結婚したら親とは別居するという人もいます。
このように様々な家族の形があります。
コスタリカでも様々な家族の体系が存在するというのは当てはまるのですが、いくつかの特筆すべき日本との違いがあります。
その一つは、大学に行くために親と別居するというケースはあまりないということです。
子供は一般的に高校を卒業しても親と家で同居するというケースが多いようです。
この傾向は特に首都サンホセの近くに住む家族に多いようです。
私の住むカルタゴ県は首都まで1時間ほどですし、首都に大学が集中しているといっても大した距離ではないですし、多くの大学はキャンパスを国内の各地に設置しています。
また、個人的な見解ですが大学受験がコスタリカにおいては日本ほど大したイベントではないということも影響していると考えられます。
少なくとも私の通っていた公立高校には、良い大学へ進学させるためのカリキュラムのようなものはありませんでしたし、大した進路指導なども行われていませんでした。
ともあれ、これは一つの大きな日本の違いです。
また、祖父母、従兄弟などがかなり近くに住んでいるというケースが多いです。
個人的に私は家族の中で遠くに住んでいる叔父や叔母がいたり、年に数回しか従兄弟に会わなかったりします。
ですがコスタリカではそういうケースが少ないです。
子供が生まれると、その子供は生まれた場所で育ち、生まれた場所に大人になってもそのまま住み、その近くで仕事を得ているという場合がとても多いです。
私の受け入れ家庭では全員がそうですし、知人にもそのような生活を送っている人が多いです。
単身赴任や他地域への移住という場合もありますが、かなり稀です。私の知り合いにはそういう人はあまりいません。
結婚して独立をし、家を買って子供と暮らすという人は多いようですが、それまでは親と暮らすというのがどうやら主流なようです。
このように家族のあり方や体系には日本と似ているところ、異なるところが混在するのです。
今日は以上です。
ありがとうございました。