分業?
こんにちは。
今日は買い物についての話です。「分業?」というテーマでお送りしておりますが、それについても後々触れていきたいと思います。
個人的な話なのですが、私は日本にいた時は買い物はほとんど近所のスーパーかコンビニで済ませていました。
おそらく私の両親も同じで、例えば野菜や肉などはスーパーで買っていたと思います。
ですがコスタリカにおいてはこのような「スーパーに行けばなんでも手に入る」という考えがどうやら根付いていないようです。
私の住んでいる街にも日本のような大型スーパーがあるのですが、住宅や街の中心にはたくさんのお店があります。
そのお店というのは靴屋であったり八百屋であったり、肉屋であったりします。そしてそれらは人々で賑わっています。
つまり「八百屋で野菜を買い、肉屋で肉を買い…」というような考え方が私の住む街の人々には根付いているようです。
これは大きな特徴であり、これは同時に大いに私を困らせました。
私はよく受け入れ家庭の家族におつかいを頼まれるのですが、「〜屋さんに行って〜してきて」と頼まれた時に、その店をスペイン語で何と言うのか覚えなければならなかったのです。
ある時は八百屋(Verdulería)に、また別の日には肉屋(Carnicería)に、また別の時にはミニスーパー(Purpelía)に、という感じです。
つまり店によって異なる名前をわざわざ覚えておく必要があるのです。これはまあ大変でした。ですが今思えば勉強になったのかもしれません。
このようにどうやら私の街と、そしてコスタリカにおいては専門店の存在が大きいようです。
テーマに分業とつけましたが、このように彼らはそれぞれの専門性を活かしてモノを売ることで利益を得ているのかもしれません。
実際にその専門店は私のうちには山ほどあります。中にはかぶってしまっている分野もあります。肉屋は私の家の周りに4軒ほどあります。肉屋の隣に肉屋があるというケースもあります。
それでもその4軒の中では価格競争があったり、あるもの無いものをカバーし合ったりしています。そういった面では分業なのかもしれません。
ともあれこれがここでの商売や物流の在り方なのかもしれません。またこのようなたくさんの専門店を尋ねまわることで人々のコミュニケーションやつながりが根強いのかもしれません。
こういった面にも人々の生活は映し出されているのではないかと思いました。
今日は以上です。
ありがとうございました。