コスタリカと私

コスタリカって?と思う全ての人へ。

学校行事でプレゼンテーションをした感想

こんにちは。

実は昨日の午後に割と規模の大きい学校行事がありました。午前は試験があったのですが、午後はその行事があったので多くの人が体育館に集まりました。

学校の1年生、3年生は参加の義務があったようで、サボった生徒を差し引いても100人以上の生徒が参加した行事でした。

実は10月12日はコスタリカでは文化の日とされており、12日の祝日の前に行事を開き、文化的活動を行っている人はプレゼンテーションや発表をできる機会が与えられたのです。

というわけで私達留学生も参加できました。留学生として自分の国について5分ほど話すことが義務だったのです。

今日はその一部始終を皆さんにお伝えしようと思います。

まず私が先生に指名されてプレゼンテーションを始めようとすると、ものすごくアウェーな空気を感じました。

生徒達は体育館でひな壇状に座っているのですが、かなりきつい視線を感じました。

というのは、私を中国人と間違えているからというのが大きな理由です。

中国人がわざわざ何を話すんだ?というようなことを言ってきたりする生徒もいます。

でもそれをわざわざ気に止める必要は私にはありません。というのは私は誰がなんと言おうと日本人であるからです。ですので普通に日本について話し始めます。

私はもうコスタリカにきてから8ヶ月くらい経ちます。なのでスペイン語も援助が全くいりません。そのくらいに話せるようにはなったということです。

ですので私がスペイン語で話を始めると、かなり彼らは注意を注ぎ始めます。

なんだこいつは、スペイン語上手いじゃん!

と言った感じに食いついてきました。また日本出身であることを話すとさらに注目されました。

日本のデータや位置、食べ物や国民性、習慣、文化などについて話をしました。

特に文化については、コスタリカではアニメが非常に人気です。

ドラゴンボールなどのアニメを見たことがある人はいらっしゃると思いますが…

などという表現を使うと会場が沸きました。100人以上の人々が一気に声を上げました。

また私は日本から浴衣をもってきていたので、それを近くにいた先生に着せました。

すると拍手や歓声がおこり、写真などを撮り始める生徒達がいました。イベントの後に個人的に浴衣を着たいと申し出てくる生徒がいるほど好評でした。

プレゼンテーションの終わりにありがとうございました、と言うとそれはそれは大きな喝采を浴びました。
プレゼンテーションの始めの空気とは真逆です。


これがプレゼンテーションの流れとそこで起こったことでした。

やはり日本人であるということは最初に言うべきです。また日本の国としての在り方や文化の独自性を強調するのが大切です。

コスタリカをはじめとする中米の国々では、アジアの認知度がかなり低いと言われています。

彼ら曰く、アジア人は例外無く目が細いから全員同じに見える、とのことです。それ故に私達はchino(中国人) と呼ばれるそうです。

ですが実際のところ日本が中国の中に存在していると思っている人がいたり、アジア人は全員中国語を話すと考えている人がかなり多いです。

ですので日本の独自性を強調することは重要であるように思います。

私は日本人であることを非常に誇りに思います。

100人の生徒達を前にして話すのは正直簡単ではありませんでした。

それでも日本人として今までの経験や自信を基になんとかプレゼンテーションを終えることができました。

少なくとも昨日は小規模ではあるものの、体育館に来てくれた100人の生徒には日本の事実に基づいたイメージを植え付けることができたと思います。

地道な方法ですが、このように少しずつ日本への理解が深まっていけばと思います。


今日は以上です。
ありがとうごさいました。