音楽の授業
こんにちは。
今日は日記のような形式で書いていこうと思います。
実は私は毎週火曜日に1時間だけ音楽の授業を受けており、今日も40分の授業をひとつ受けてきました。
おそらく読者の皆さんの多くは日本の小学校や中学校の音楽の授業を今頭に浮かべていることかと思います。
音楽室に行き、ピアノを囲んで皆が歌の練習したり、リコーダーなどの楽器を実際に使ったり。
音楽の授業と聞くとこんなイメージが以前の私にはつきまとっていました。皆さんの中にも同じように考える人は多いと思います。
しかし、私の通う公立高校には音楽室がありません。また、リコーダーなどの楽器を触る機会もありませんし、教室にオルガンもピアノもありません。普通の教室で音楽の授業は行われます。
学校に通い始めて7ヶ月程が経ちましたが、やったことは校歌と国家2曲のテストと、コスタリカの伝説にまつわる劇の発表のみです。
授業の進行は非常に遅いです。遅いというか多くのことをやろうという意図がまず先生から感じられません。
今日はコスタリカの国歌のひとつ、9月15日の歌のテストでした。実は前回の授業で今日のテストに関しては前おいて知らされていたのです。
前回の授業では、先生は
「来週はコスタリカの独立記念日に合わせて、9月15日の歌のテストするからねー」
などと私たちに告知をして、黒板に書いてある歌詞をノートに写すという課題だけを課しました。
そして板書をして終わりです。40分音楽の授業で、歌いもせず楽器も触らずに終わりです。物足りなさを感じました。
そしてその歌の練習を教室でする訳ではなく、各自が家で覚えてくるようにとのことでした。日本では職場放棄ともとられるような行為ではないでしょうか。
というかそもそも9月15日の歌はコスタリカ国民には言わずと知れた曲なので、そもそもテストをする意味があるのか??と個人的には思いました。
https://m.youtube.com/watch?v=tE5Js2KIg7U
そして迎えた今日のテスト当日。みんなどこか緊張感のある面持ちでテストを迎えました。
テストなので教室の前に出てクラスメートの前で歌わなければなりませんでした。それ故皆が緊張していたのです。
しかも伴奏なしのアカペラで歌わなければなりませんでした。歌のテストでも日本ではさすがに伴奏がありました。
全く違う環境で完全アウェーの中でテストを受けなければなりませんでした。クラスメートと同様、なんとか私も歌い切り、テストを乗り切ることができました。
ただテストを通して思ったことがひとつありました。
それは、私のクラスではほとんどの人が音程を外してしまっていたことです。しかもアカペラなので、それが目立ってしまっていました。
音程が外れているというか、お経のように聞こえるというか…
アカペラである故に人によっては全く違う曲に聞こえてしまうということもありました。
スマートフォンやスピーカーやイヤホンで音楽を聞く文化は根付いており、パーティーで歌ったり踊ったりする際にはリズム感が欠けているというのは見られないのですが、
音楽のテストでこれほどまでになってしまうのは、何かがあるのかもしれないと疑わざるを得なくなりました。
非常に興味深いことでした。
今日は以上です。
ありがとうございました。