公立高校での勉強
こんにちは。
私は留学生ということで、現地の公立高校に通っています。
一般の生徒と同様に授業を受け、テストも受けなければなりません。
「え!テストも受けなきゃいけないの!?赤点取るに決まってんじゃん!」
なんていうことを日本の友達に言われたことがありました。
スペイン語やその他の外国語を学ぶにあたっては、その理解の早さには若干の個人差があります。
ただそれを差し引いても、私の通う公立高校のテストは非常に簡単です。私は7ヶ月ほどコスタリカに滞在していますが、もう赤点さ取らなくなりました。
何が簡単かというと15歳16歳の高校生といえども、日本の小学生や中学生が勉強するようなことを勉強しているからです。
例えば数学においては、円の面積や球の表面積を求めることが求められます。
ほとんどの教科のテストも必ず教科書に書いてあることがそのまま教科書通りに出されます。
ですので留学生といえども要点を押さえればテストでは高得点が期待できるのです。
テストはこんな感じなのですが、毎日の勉強はどうでしょうか。授業の内容や宿題などです。
授業の進行は非常にゆっくりです。先生の教え方にもよるのですが、授業一コマあたり一つのテーマをじっくりと扱っているようです。
私の高校では宿題は教科書の章末問題やプリントです。宿題を提出しなければいけない時は授業の始めに先生が宿題をチェックしにそれぞれの生徒の席に来るのですが、
宿題の内容はほぼ見ません。宿題をやってあるか否かをチェックするのみで、どのようにして宿題をやったかというプロセスはチェックされないのです。
例えば宿題で数学の問題が30問出されたとします。
ほとんどの生徒は宿題をもちろんやって提出しますが、先生は宿題のやってあるノートをチェックするだけで、最初と最後しか見ないのです。
ですから30問のところ15問しかやっていないとしても、宿題はやったことになるようです。
実はほとんどの宿題が教科書に書いてあることを写すというようなものです。
ですから非常に決まりきったことを機械的にやることが求められています。
生徒もクラスメイトの宿題のノートをそのまま写したりしていますし、先生も最後のページにスタンプを押すだけです。
個人的にはそういった学習のあり方ではあまり身につきませんし、それこそ前にも書きましたが形式的になりがちです。
わざわざ学校に通い、自分の時間を犠牲にするのですから、学びのあり方については各々が考えるべきなのではないかと個人的には思っています。
今日は以上です。
ありがとうございました。