コスタリカと私

コスタリカって?と思う全ての人へ。

あいさつ

こんにちは!

今日も書いていきたいと思います。


「あいさつ」と題してお送りしておりますが、「あいさつに関してなんかお前はしゃべることあるのか?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。が、あいさつとは人と関わっていくための最も重要な要素ひとつだと私は思います。


私は「社交的であること」の重要性をコスタリカの人々から学びました。家でも、街へ出ても、積極的に私に話しかけたり助けてくれる人がたくさんいます。私は数え切れないほど失敗していますが、何度も彼らに救われました。それは彼らとの信頼関係があったからだと思います。逆説的ではありますが、それらの関係のすべては「あいさつ」から始まっているのです。


ここではあいさつの仕方が日本とは異なるので少し紹介します。

コスタリカでは男性同士では手を使ってあいさつをします。握手は勿論なのですが、一旦片方の平手をお互い叩き合わせ、その後その手で握りこぶしを作り、それをつき合わせる、という独特なあいさつの体系も存在します。ちなみに親しい間柄や若者などの間では、後者のようにあいさつをするのが一般的かなと思います。


女性同士、男性と女性は親しい関係であれば頬にキスをしてあいさつをし合います。キスというか互いに頬を一瞬くっつけあって口で音を立てるという感じです。日本の文化を考えるとこの風習に適応するのは少し難しそうな感じがしますが、多くの時間が過ぎていくうちに少しずつ私は慣れていきました。


このようなあいさつは1日の中で何度も繰り返されます。例えば学校に行けば仲の良し悪しに関わらずクラスの全員にあいさつをしますし、道で知人にあったらかならず一言声をかけます。つまり「あいさつ」は人々の中に根付いているのです。


私たち日本人もこれらから学べることはたくさんあるように思います。上記のようなあいさつの風習があったからこそ私はたくさん現地の人々に日本のことを伝えられることが増えました。それによってコスタリカの人々が正しく日本のことを理解できるようにもなっていると思います。


加えて今や世界規模で物事が伝播していく時代です。私たちは以前に知ることのできなかったことをいとも簡単に知ることができるようになりました。それに伴い物事への関心は増し、たくさんの人が情報を集めようとしています。ですから必然と他者に伝える力は必要になるでしょう。今こそ伝える力を鍛えるべきだと思います。伝える際には相手を重んじる必要があります。ですからあいさつとはその力を鍛える第一段階であるように考えます。



今回は以上です。ありがとうございました!