ニカラグアとの関係
こんにちは。
先日、数日ニカラグアを旅行してきたのでニカラグアについて記事を書きました。
ニカラグアとはコスタリカの隣の国だとお伝えしたように、両国の間には何かしら関係があるというのはご想像できるかと思います。
結論から言うと、ニカラグアとコスタリカの関係はあまりよくありません。そもそもコスタリカの人々にとってニカラグア人のイメージそのものが良くないのです。
まずコスタリカの人々は、ニカラグア人のことを「nica」と呼びます。これはニカラグア人を指すことだけではなく、時々人を軽蔑する時に使われたりします。
また人がとんでもない失敗をした時、
「Tiene que ser nica」
(ニカラグア人でなければこんなことは起こらない)
とか、
「Es un problema de Nicaragua」
(これはニカラグアの問題だ)
などと冗談混じりに罵ったりすることがあります。これらのフレーズは非常によく言われます。
両国の間にこれまであった紛争や、今も続く問題などが原因となってこのような状態が続いています。
例えばコスタリカとニカラグアの間にあるサン・フアン川という川の主権や汚染の処理の問題などが国際裁判になったりしています。
このような問題が両国の間には積み重なってきたのだと思われます。
コスタリカの人々の話を聞いていると、「ニカラグア人のせいで〜」
とか「ニカラグア人はだめだ」のような話を聞くことがあります。
このように長年難しい関係が続いてきているせいで、このような差別とも言えるような関係が生まれてしまっています。
これを解決するというのはとんでもなく難しいことであると思います。両国の歴史、人々の思いを汲み取れば、どちらが正しい訳でもなくどちらが悪い訳でもないでしょう。
ですが少なくともこのような関係が発生しているのは私達外の人間が知るべきではないかと思います。それに目を向けて考えることは必要なことではないでしょうか。
という思いがあったために、今日は書かせて頂きました。
今日は以上です。
ありがとうございました。