コスタリカのスペイン語
こんにちは。
今日はスペイン語の話をしたいと思います。
スペイン語は話者人口が世界に3番目、ビジネスにおける重要性は世界で2番目と言われるほど重要かつ普遍な言語だと言われています。
というのもスペイン語とはスペイン国内に限らず、アメリカ大陸でも一般的に話される言語だからです。
スペイン語が話される国をあげていくと本当にたくさんになります。
スペイン、コスタリカ、メキシコ、アメリカ(一部)、ニカラグア、パナマ、コロンビア、アルゼンチン…
などなどまだまだ続きます。それほど世界的に普遍な言葉なのです。
ですがスペイン語を話す人々が必ずしも十分に分かり合えるかと言えば、実はそうではないのです。
日本にも方言があるように、スペイン語にも地域差があります。
地域によってアクセント、発音、語彙などが全く違います。
具体例をいくつかあげていきたいと思います。
まずスペイン、メキシコなど一般的なスペイン語の話される国では、日本語であなたを表す言葉は「Tú 」です。
つまり、あなた=tú です。
ですがコスタリカではtúと言う言葉はほぼ使われません。vos または、ustedという言葉túの代わりに使われます。
また発音の違いについても一例をあげていこうと思います。
スペイン語で「わたし」は「Yo」というのですが、
スペインの人々は「ヨ」、コスタリカの人々は「ジョ」、ウルグアイの人々は「ショ」と発音したりします。
こんな違いがたくさんあるので、同じ言葉を話しているのに分かり合えない場面があるそうです。
ですがここで付け加えておきたいのは私たち日本人にとってはコスタリカのスペイン語はかなり学ぶのに適しているということです。
スペイン語はだいたい書いてある文字をローマ字の読み方に従って読めば通じると言われています。
例えば、「私は日本人です。」と言いたい時、スペイン語では、
Yo soy japonés.
と言うのですが、これは「ヨ ソイ ハポネス」と読みます。スペイン語ではjを「ハ」と発音するのですが、ローマ字と違うところはそれだけです。
ですが、これはスペイン語の話で、コスタリカのスペイン語はもっと私たちにとってお得な要素を含んでいます。
例えばスペインのスペイン語であるとZの発音が英語におけるthの発音になります。
スペイン語で靴をZapatoと言うのですが、スペインの人々はzを英語のthのように発音するので、これは我々日本人にとってはかなり苦労する点です。
しかしコスタリカにおいてはzはsと同じように発音されますので、日本語のあいうえおのサ行のように発音すれば問題ないのです。
このような理由も相まって、コスタリカはスペイン語を勉強するのには絶好の場所だという人もいます。訛りも少ないので、私も同じように思います。
このように同じスペイン語でもこんなにも違いがあるのです。それをわかっていただけましたら幸いです。
今日は以上です。
ありがとうございました。