コスタリカと私

コスタリカって?と思う全ての人へ。

宗教

こんにちは。

今日は宗教の話です。

日本では人口の70%が無宗教という立場をとっているそうですが、私も宗教に関してはあまり意識的ではありません。

ですので今回は無宗教の立場からコスタリカの宗教の事情についてお伝えすることになります。


コスタリカで最も信仰されている宗教はキリスト教です。コスタリカでは信教の自由が認められていますが、憲法でカトリックが国教と定められています。

ですのでキリスト教、カトリックは人々の生活に根強い影響を与えています。

街を歩けば必ず教会がありますし、日曜日には教会のミサへ参加するという人はかなり多いです。

政治においても宗教の名前がついた政党があったりします。


また人々の話す言語に置いても、宗教や神にまつわる言葉やフレーズが数多く存在します。

コスタリカにおいては日本のように「いってきます」や「いってらっしゃい」などのフレーズは存在しません。

ですが家を出たり、友達や知り合いや同僚との別れ際に「Dios lo acompañe」と言う習慣があります。

Diosは神という意味です。上のフレーズは日本語に訳すと、「神様の御加護がありますように」という意味になります。気をつけて、という解釈もできるとおもいます。

この他にも神に関するフレーズやあいさつが多数存在します。「お陰様で」はGracias a dios です。


このように宗教がしっかりと人々の生活に根付いています。なのでコスタリカでは無宗教者という存在は日本とは逆に珍しいです。

よくコスタリカの人から宗教に関する質問が来るのですが、それについてどう答えたら良いか戸惑うことがあります。

無宗教だということを伝えると驚かれることもよくあります。場合によっては無宗教だと伝えるとキリスト教を信じることを押し付けられることもあります。

キリスト教を信じない人の気が知れないなどと言われたことが何度かありますが、これに関してはなんとも言えないというのが私の正直な気持ちでした。


信教の自由が認められている以上はどの宗教を信じようとも、また信じなくとも自由なわけですからそれに関しては理解し合うことが大事なのではないかと私は思いますし、無宗教や他の宗教を信仰する人が少数であろうと決してその人達にとって心無い扱いをしてはいけないと思います。

また他の人にとって何が心無さなのかをしっかりと理解することが重要だと思います。

今日は以上です。
ありがとうございました。