コスタリカと私

コスタリカって?と思う全ての人へ。

理解は難しい…?

こんにちは。

 
今回もページを開いていただきどうもありがとうございます!
 
日本はとんでもない猛暑が続いているようですが、いかがお過ごしでしょうか。
 
やはり暑いと喉が乾きますよね。
喉が乾くとついつい冷たい飲み物が飲みたくなったりします。
 
コスタリカは日本より気温が高めなので私も頻繁に喉が乾きます。ので、必然とスーパーで飲み物を買ったりしてしまいます。笑
 
そんな私の好きな飲み物のひとつに「Té frío」というのがあります。
 
Tèはお茶、Fríoは冷たいという意味を持っているので、日本語にそのまま訳してみると、冷たいお茶となります。
 
しかし、桃などの果物の風味が加えられてしかも甘いです。
 
個人的にあまり飲んだことがないのですが、フルーツティーみたいな感じでしょうか。
 
というわけで、それが私の好物のお茶なのですが、そのTé fríoは、色んなメーカーが生産しており、なおかつ味も豊富に存在しているのです。
 
ある日私がテレビを見ていると、コカ・コーラ社から販売されているFuze teaというそのお茶のCMが流れてきました。
 
お、これは飲んだことないぞ。
 
なんて思ってテレビに注目して、CMを終わりまで見たのですが、結論からいうと苦笑してしまいました。笑
 
動画をお見せできれば早いのですが、どうにも見つからないので文章で失礼します。CMの流れは次の通りです。
 
舞台は国際会議の議事堂です。
なかなか意見がまとまらず、日本の大臣と外国の大臣(どこの国かは不明)が口論になってしまいました。
 
議事堂にはガラス張りで会議を俯瞰できる二階席があり、そこには議長とおぼしき1人の女性が座っています。
 
議論は難航し、口論が収束しないと見るや否や、その女性が手元にあるfuze teaを飲むなり、こんなことを口にします。
 
「ニホンリョウリ、ダイスキ」
 
カタカナで表記しましたが、このように片言の日本語で議論に全く関係ないであろうことを口走り始めたのです。
 
すると驚くことにその日本の大臣があたかも説得されたかのように議論を終わらせるべく交渉し始めます。
 
※ここでその日本の大臣役が「あの人も、彼も、そう、言ってますから」などと言うのですが、明らかに発音が日本人のものとは思えないです。
 
すると今度はその女性が相手側にもその国の言語で説得を促します(日本語でも英語でもスペイン語でもない、非常に聞きなれない発音の言語による)。
 
すると、双方の大臣が握手をして議論に決着が着き、CMが終わります。
 
読者のみなさんもきっと考えていらっしゃると思いますが、突っ込みどころ満載のCMです。
 
どうして日本のことをしっかりと下調べしてから製作しなかったのだろう?
 
そう思う方は多くいらっしゃるかと思います。
 
実はこのCMはまだ良いほうで、コスタリカ並びに海外では、日本が正しく認知されていないということが往々にしてあるようです。
 
例えばドラマや映画を見ていると、日本の芸者さんや舞妓さんの設定並びにセットが組まれたりするのをよく見かけるのですが、どうも中途半端なのです。
 
それを裏付けるかのように、コスタリカでは、日本人を含むアジア人は、頻繁に"chino"(中国人)と呼ばれます。
 
これについては確実に後日詳しくお話しさせていただきますが、とにかく中国と日本の文化が混同されているのは非常によく見かけます。
 
認知度の低さによって不快感を感じる人もいれば、不利益になることもあり得ることかと思います。また日本人として日本を正しく理解していただけないのは非常に心が痛むというか、残念なことです。
 
ともあれ、少なくともこのCMでは不可解な部分があるのは事実です(仮に笑いを取りにいったという意図があるにしても、大して面白くはない…)。
 
今となっては見直しや確かめをする方法は誰にでも与えられていることかと思います。自分も何かを伝える時は注意を払おうと思いましたし、日本人として正しく認識することの大切さを学んだような気がします。
 
今回は以上です。
ありがとうございました。
 
このfuze teaですがアマゾンでかなり高額ではありますが、手に入らないこともないみたいです。
 
どうしても試したい!という人は是非。
また、気になる方は検索する時の参考にしてみてください。
 
ありがとうございました!