コスタリカの特徴的な観光産業
こんにちは。
昨日までの記事をご覧になった方々はご存知かと思いますが、
2日間に渡る旅行を終えて帰ってきました。無事に帰って来られてとても良かったです。
私たちコスタリカへの留学生にとってこのような旅行は一つの大きな楽しみです。
コスタリカに集まる留学生はコスタリカが自然豊かな国であること、エコツーリズムで発展していることを知ってやって来る人が多いです。
「大自然の中で珍しい生き物を見つけたい!」
とか、
「綺麗な海で泳いだり、遊んだりしたい!」
というのは観光目的でコスタリカに来る多くの人が思っていることなのです。
つまりコスタリカは観光目的の目的地としてかなり世界から注目を浴びているということです。
ですのでコスタリカも当然観光を主要な産業のひとつと捉えて、その発展に力を入れています。
ですので、今日はいかにコスタリカが観光を国の利益にしているか私が見たことから考えてみます。
まず、コスタリカでは、観光客に対してほぼ全てのサービスが現地の人々よりも割高に設定されています。
例えば国立公園の入場料。あるところではコスタリカ人は約2ドル取るところを、外国人に対しては15ドルを取ります。
非常にわかりやすいです。外からの観光客を使って施設の維持や発展を図ろうとしているのでしょうか。
また、多くの外国人に訪れられるような有名な観光地ではモノの値段が高いです。
国立公園内の売店などではモノが非常に高いです。例えば家の近くのスーパーで買えるビスケットが100円程度で買えるとすると、観光地ではそれが2倍になります。
コスタリカは実は物価の高い国と言われています。コスタリカの物価はほぼ日本と同じと考えてもらっていいです。
観光地にいくとそれが2倍になったりするので、少なくとも日本人観光客にらとってそれは目に見えて高いはずです。
ただ売店にはコスタリカでしか手に入らないような商品がたくさん売られているのが事実です。
"Costa Rica"と書かれた置物やTシャツ、美しい工芸品など、その土地限定だということを感じさせられるモノが多いので、私自身ついつい買ってしまいそうになります。
また大きな特徴として自然の風景を描いた置物や有名な動物の人形など、観光地に直接関連のあるものが売られています。
そこへ行ったという思い出や記念として買いたいという心理は観光客の中には間違いなく働いています。
ですのでモノの値段を多少値段を高く設定しても、売上に大きな影響をがなく、大きな利益あげているようです。
またコスタリカは観光客の受け入れの体制が非常に高いレベルに保たれています。
まずは観光ガイドについてです。
観光ガイドは何千人とコスタリカに存在しているそうです。この間学校の旅行に帯同していただいたガイドさんの話によれば、
コスタリカの観光ガイドは証明書を携行しており、交付順に番号が与えられるそうで、
なんとそのガイドさんの番号は1000番台だそうです。つまり少なくとも1000人のガイドがコスタリカにはいるのです。
どうやらガイドは需要が高く重要な仕事として認識されているようです。
また、基本的に有名な観光地では英語が通じます。ホテル内、観光ガイド、案内所ではかなりの確率で英語は通じます。
また、観光周辺の売店や屋台などでも英語で宣伝をしながらものを売っている店が多いです。
観光地に来たからにはその土地のことを深く知りたいという人は多いでしょう。その土地でしか食べられないようなものも売店には売っていたりします。
そういうものを試すチャンスを言葉の壁で失うということは、コスタリカではあまりないでしょう。片言の英語なら話せるという人はほとんどだからです。
どうやら世界で普遍的に話されている英語を商売道具として身につけている人は多いです。
また、外国人観光客の滞在環境にも工夫が施されています。
ホテルなどの滞在施設においては、その施設の様式が様々です。例えばフランス様式、イタリア様式、アメリカ様式など。
異国に来たからといってそこまで大きな生活スタイルの変化は強いられることはないようです。
テニスコートやスポーツジムを備えたホテルもあり、観光客が自らの日常を失わないようなシステムがあります。
インターネットもコスタリカでは普及していますので、当然WiFiなどのサービスもあります。
長期休暇をとってコスタリカに来るという観光客も多く、彼らは日常の疲れから解放されたい、ストレスを感じたくないという思いも抱いていることでしょう。
大きな自然は当然それらを癒してくれることでしょう。しかしそれ以外の側面からもコスタリカにおいては感じるストレスが最低限に抑えられているように思います。
エコツーリズムとは自然への負担を最低限に抑えた観光と定義されることが多いです。
コスタリカにおいては自然だけでなく、人々にも優しい観光産業が行われているようです。
今日は以上です。
ありがとうございました。