クスリ、ドラッグ
こんにちは。
「コスタリカって、なんかすごいマフィアとかいそうなイメージがあるんだけど…。
道歩いてたら変な人に銃を突きつけられそうじゃない?」
と、日本を出る前に友達に言われたことがあります。
私は日本を出る前まではコスタリカに関してよく知らなかったので、そこまでいかなくとも、日本よりは危険な国だろうと思っていました。
実際上記のようなことは起きません。マフィアと名乗る人には一度も会ったことはありませんし、たぶん他の留学生もないと思います。
ですが、驚いたのは薬物の横行です。いわゆる、マリファナとかコカインとかドラッグと言われるものです。
私くらいの高校生でもどうやらそれらを手に入れるのは難しくはないようです。
というのは、私のクラスメイトにもマリファナやコカインを使ったことがあるという人が多いからです。
私の友達のドイツ人の留学生によると、彼の住む街では道でマリファナが売られているそうです。
今日のニュースでの報道によると、スーパーマーケットの倉庫にあったせっけんの箱の中にコカインが隠されていたそうです。
このように違法な薬が国全体に蔓延しているようです。
そういった理由でしょうか。
実は時々私の学校に警察が薬をもっていないか抜き打ちで検査しに来ます。
この間は突然警察が教室に入ってきて、麻薬を識別できる犬を使って私たち生徒のバッグをチェックしにきました。
私の学校では昼休みに昼食のために学校を出ることができるのですが、その日は学校から出ることは出来ませんでした。
驚くことにその日はある生徒が麻薬を学校に持ち込んでいました。彼は警察に連れて行かれてしまいました。
これはコスタリカが抱える大きな問題だそうです。それらの薬のせいで学校に通わなくなったり、学習に支障をきたすからだそうです。
ただ、断れば決して彼らは薬を私たちに押し付けたりはしません。私はドラッグなどは決して使いませんが、それを彼らに伝えれば薬を勧められることはありませんし、薬についての話をすることもないのです。
このように自己主張をして自分を守ることはここでは重要なことです。
またみなさんに知っておいて頂きたいのは、いくら麻薬が横行していようと決してすべての人々が麻薬を使っているわけではないということです。
「あの国は薬しかない、極めて危険な国だ」
などと決めつけるのは、その国の人々に対して極めて失礼です。
私たちには常に情報を集めて正しく理解しようとすることが必要です。
決して一部の可視的なことでその国のすべてを判断してはならないということを気にとめなければなりません。
今日は以上です。
ありがとうございました。