最後の登校日は…
こんにちは。
私の学校は11月に授業が終わり、12月には休みになります。
なので今週は最後の週ということで、学校には成績を取りに行かなければなりませんでした。
日本では長い休みの前の最後の登校日は、多くの人が待ち望んでいる日だと思います。
成績の心配をするという人もいるかもしれませんが、多くの人にとっては長い休みが来ることを考えればそんなに大した問題ではないでしょう。
筆者が小学生だった時は、終業式の帰り道ほど開放感に満ち溢れた瞬間はありませんでした。
ですがコスタリカではこれが間逆になります。私の高校では最後の週には各教科の成績表が渡されます。
そして来年度に進級できるかどうかが言い渡されます。
来年度に進級できるかどうかというのは日本ではあまり問題にされないようですが、私の高校では大変な問題です。
各教科ごとに年間で100点満点の点数がつけられ、70点未満を取ると追試が課されます。
そしてその追試に合格しなければその教科をもう一年受け直さなければなりません。
つまり留年するということです。
私のクラスでは半分の生徒が留年してしまいました。学年では250人程の生徒のうち、120人が留年してしまったそうです。
教室に入り、1人ずつ名前を呼ばれて成績を受け取り、そこで成績を言い渡されます。
結果の良い生徒もいれば、悪い生徒もいます。そこで追試を言い渡される生徒の中には泣いてしまう生徒もいます。
追試を課されたところで受かる見込みがないと自覚して悲しむ人もいれば、それを見込んで成績を受け取りに来ない生徒もいます。
ですので、教室には何とも言えない重い空気が漂っていました。
以前の記事にも書いたように、私の学校はあまり勉強をするのには良い環境ではありません。全ての生徒が学校を卒業するために努力をしているかといえばそうではないです。
なのに最終的に泣いてしまうというのは、自業自得なのかもしれません。
ですが私の学校、コスタリカの教育にはこのような厳しい面があるというのは確かなことかと思います。
今日は以上です。
ありがとうございました。