"ちょっと"の加減
こんにちは。
「ちょっと待って」とか、「ちょっとだけちょうだい」などと私達は「ちょっと」という生活の中で言葉を頻用しています。
それはコスタリカでも一緒です。コスタリカがどうこうというよりスペイン語でも「ちょっと」を意味する言葉がよく使われるということです。
ただその加減がどうも日本とは違うのです。一般にコスタリカでの「ちょっと」は日本の「ちょっと」よりも大きかったり多かったりします。
例えば料理を作っている時です。私はよくホストマザーが料理を作っているのを見たり手伝ったりしているのですが、たまに簡単な調理を頼まれることがあります。
「フライパンに油をちょっとだけ入れて」とか「炊飯器の中にちょっとだけ塩を入れて」など頼まれることが頻繁にあるのです。
はじめの方は私はその指示に従って、私の中の私のさじ加減でほんの少しの油や塩を入れていました。フライパンの油なら500円玉くらい、塩なら指で一つかみくらいです。
するとホストマザーはいつももっと入れるように指摘します。私のちょっとがちょっと過ぎたのです。
ホストマザーは料理している時のちょっとは明らかに私にとってのちょっとではありません。
マーガリンをちょっと入れるな