コスタリカと私

コスタリカって?と思う全ての人へ。

時間に緩いのか、厳しいのか

こんにちは。

日本人は時間に関しては非常に厳密だ。

なんてよく言われるものです。

小学校の時からチャイムで着席する習慣があったり、部活の練習に遅れたら罰走なんという話は非常によく聞きます。

コスタリカではどうでしょう。
日本のように一般に厳しいのか、はたまたそうではないのか。

コスタリカにおいては、集合時間のような予め決められている時間は大抵意味をなしません。

つまり集合時間に遅れる、とか、開始の時間が遅れるということが普通に起こりうるということです。

例えば学校。

私は普通の公立高校に通っていますが、授業が定刻通りに始まったことがないです。

7:00から授業なのですが、大抵10分後に始まります。先生すら遅れてくることがあるので、その時は鍵のかかった教室の外で先生を待っていなければなりません。

また、留学団体の行事、オリエンテーションがあるときも、大抵予定されている時間はあてになりません。

例えば午後3時半から始まると予め言われている行事は大抵30分、1時間後に始まります。

ここで受け入れ家庭のお母さんの息子さん(よくホストブラザーと呼ばれる)から聞いた話を紹介します。

以前にも紹介したのですが、コスタリカでは誕生日など事あるごとに家族や友人を招いてパーティーを開いたりするのです。

ある日私とホストブラザーとでパーティーへ向かう途中、彼が私にこんなことを教えてくれました。

「今日は8時からって言われてるけど、ここではそんなのはあてにならない。8時からなら9時から。9時からなら9時半からっていう解釈をしないとね。」

このようなことから、あまり事前に決められた時間にとらわれて動くという文化は彼らにはそこまで根付いていないのでは?

と考えることができるのかもしれないですが、例外があるように私は思います。

それは、「終える時間」です。

少なくとも私の学校では、授業終了のアラームが鳴った瞬間に生徒が教室を出て行きます。

先生が残れと言ったところであまり聞く生徒はいません。授業が始まった後にだるそうにのろのろと教室に入ってくる生徒も、終わりには別人のような速さで教室を出て行きます。

約束された時間に終わらないということは、確実に人々にショックを与えます。ですからその時間を守らないと人々からの信頼や人気を失ってしまうようです。

そういう意味での時間に関しては大変意識的、つまり厳しいと言えるかなと思います。

このように、一概に時間に厳しいとか緩いとか言えたものではないですし、それを見極めるのは大変難しいことです。

日本においては私たちは真に時間に厳しいのか、もしかすると緩いのか、一体どちらなのでしょうか?

考えてみると面白いかもしれません。

今日は以上です。
ありがとうございました。